鎖骨骨折物語 第2話 入院

鎖骨骨折物語

チャリでコケてなんとか我が家にたどり着き

ようやく夜中にウトウトして目覚めたのは朝6:00

娘も起きてる、しかし小学校に行く前にパパのこの様な姿を見せてしまうと同様してしまうかもしれない。

この後病院に行かなければいけない。

総合病院である新水巻は待ち時間長そうって勝手なイメージで以前行ったことのある片山整形外科に行く事にした。

診察は9:00からだけど8:30には受付開始している。

しかしなんだ?身体が動かない!

右足と右手は動かせるけど、痛すぎてベットから起き上がれない。

鎖骨は相変わらず痛いけど冷やしたおかげで熱はない。

あまりにも身体が身動き取れないので呆然とする。

右手が自由に動くのでスマホをいじれるのが唯一の救いだ。

嫁にLINEを送る

[ロキソニンあるかね]

[パンシロンならあるよ 仕事は?]

[身体が痛くて休んだ パンシロンでいいから持ってきて]

この際、鎮痛剤でなくていい、何か薬を飲みたかったんだ。

数分後、パンシロンを届けてくれた嫁はギョッとしてた。

チャリでこけた事を伝えると、何故早く知らせないのかと怒られた。

左腰がどうなってるか確認してもらうと悲鳴を上げてた。

8時に病院に連れて行ってくれ。

首を動かし右の手と足を使って1時間以上掛けてベットに座ることが出来た。

Tシャツの着替えは痛くて無理だ。

財布とスマホを持って嫁の車に乗り込む。

運転中のちょっとした衝撃で鎖骨が痛む。

流石にこの時点では折れてると確信していた。

病院に着いても降りて歩けないので車椅子で院内に入る。

知識の無い私はこのまま処置してもらって遅くても夕方には痛みも落ち着いて家に帰れるだろうと考えていた。

まずはレントゲン撮影

片山整形のレントゲン技師のおじいさんはとても良い人柄だ。

去年通風の発作でレントゲン撮って貰った時も思った。

片山整形は全体的に皆さん人柄が良い印象だ。

レントゲンのおじいさんが言う。

「鎖骨 しっかりとおれとうねぇ」

でしょうねぇ。

胸部の撮影はいいのだが腰の撮影には困った。

さっきベットから起きるのに1時間もかかったんよ。

おじいさんに助けられながら何とかレントゲン撮影が終わった。

ありがとうございました。

待ってる間はとにかく痛くてただうなだれる。

診察室に呼ばれてレントゲンの説明を受ける。

分かりやすく言うとこうだ。

『何片かに分かれて鎖骨が折れてるので大きな病院で手術が必要です。今から紹介状書くのでこの後そのまま向かって下さい。そこで他の部分も改めてCTやレントゲンをとってもらう事になります。勿論入院です。』

Oh!

初めから新水巻にしとけばよかったパターンかい。

会社へ連絡する。

すみません、とりあえず今週は無理そうです。

ここでやっと鎮痛剤を飲んだ。

嫁に迎えに来てもらいそのまま新水巻へ向かう。

道中に入院になりそうだといった事を話す。

命が無事で良かったと言われた。

新水巻病院に到着したら嫁には家に帰ってもらう。

なにしろウチから車で5分かからない距離だ。

やはり大きな病院は規模が違う。

待ち時間も長いが鎮痛剤が効いて少しだけ痛みが治った。

改めてレントゲンやらCTやらを撮られた結果。

鎖骨は4片に折れてるが他の場所は手術の必要は無いとの事でかなり安心した。

入院は一週間程度になりそうだと。

そのまま入院準備に入るが、色々と検査が多い。

心電図やら血がどれくらいで止まるかやら肺活量、コロナの検査、その他色々な検査を終えて入院病棟へGo!

ベットからの景色 あろうことか自転車でコケたサイクリングコースの現場がちょうど見える場所だ。

あーお腹すいた。

思えば30時間ほど何も食べてない。

でた!入院食!

入院食は味気なくて美味しくないって聞くけど。

空腹だったのもあるが、めちゃめちゃ旨いやんけ!

確かに優しい味だが今の弱った私にはこの優しさがたまらなく沁みる。

嫁に電話して娘とも話す。

パパ頑張ってね。

ありがとう!

疲れ果て、睡眠不足な中で眠りについたが痛みで2時間おきに寝ては起きての繰り返しで朝を迎えた。

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