
この物語はフィクションです。
登場する人物や団体は実際のそれとは異なります。
取調べとは聞き出した事を文面にしていくものだ。
最後にその文面を読み返してあなたが供述した内容で間違い無いですねとハンコを押す。
黙秘権もある。
自分の喋った内要が今後の自分の刑に関わるからかなり重要だしこの取調べが全てを決めると言ってもおかしくない。
この取り調べ調書を検事が確認する。
勿論裁判官も確認する。
何回も調書を取る。
コレは捕まえた人間が万が一冤罪でないかを確認するためでもある。
だから身代わりは通用しない。
私は初めから罪を認めていたし隠す事もそんなに無かったのでスムーズに取り調べは進んだ。
調べの最中に1番嬉しかったのはタバコが吸い放題な事。
勿論自分のタバコだけど1日一箱吸ってた
娑婆より吸ってた
調べの最中も手錠をかけられている
片手と座ってる椅子に
飲み物は水なら飲んでもいい
プラスチックのコップに水道水
刑事ドラマとかだとパソコンたたく係と聞き取りする係
あるいは、怒鳴り散らして聞き取ろうとする係となだめる係
実際は刑事1人で聞き取りしながらパソコンに入力していく。
担当刑事は基本変わらないので毎日顔を合わせると親しみすら湧いてくる
毎日この事件を調べて大変そうだ。
ここまでは喋っていいやつ
コレは喋ったらダメなやつ
それだけを念頭に聞き出されては喋っていくの駆け引きを行う。
刑事には感謝しながらもポイントを抑えながら取り調べを進めていく。
担当刑事から女の近状を聞き入れ
逆に担当刑事のプライベートはどうなのか?と探りを入れる、割と素直に教えてくれる。
割と人間ぽいじゃないか
でもそれすらも計算なんだろう。
誰も信用出来ない
勘ぐりの日々。
ネタを決めていないのに勘ぐる日々。
取調べは明日も続く。
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